ゆうちょ資産研究センター

金融市場調査研究

社債市場に関する調査研究 2019年度

社債市場に関する調査研究 2019年度

社債市場に関する調査研究 2019年度

  • A4版 109頁
  • 編集・出版:一般財団法人 ゆうちょ財団 ゆうちょ資産研究センター

お申し込み方法はこちら

発行にあたって

グローバルな社債市場は、1970年代より主に米国で発達してきた。日本や欧州では、BBB格以下の社債の発行は少なかったが、米国では、ハイイールド社債として発行量も多く、取引量も非常に多くなっていた。最近では、レバレッジドローンと呼ばれる格付けの低い(B格以下)企業向けのローンが流動化され、CLOとして組成されグローバルに販売されている。しかも、2019年3月末の米国CLOの残高は、6,058憶ドルにも達している。B格以下の社債の集まりであるCLOのシニアクラスはAAA格の格付けがついており、少なくとも投資家にとっては安全な投資商品に見える。しかし、2018年6月ごろには、レバレッジドローンの価格が61ドル(額面100ドル)程度にまで下落し、当時すべて売却していればAAA格のトランシェもデフォルトしていた。その後、レバレッジドローンの時価は回復し、デフォルトしたAAA格のトランシェはなかったとされる。債券の利回りがほとんど0%に近くなってから、世界中の債券投資家は投資先が無くて困っていたところに、AAA格で1.5%近い利回りの債券のようなものが販売されれば、飛びつくことになろう。このCLO(AAA格)の投資先は、日本の銀行が多く(2,156億ドル)を占めており、もし仮にこのCLOがデフォルトすれば、破綻の憂き目に会うのは日本の銀行が最も多いことになると思われる。

この調査研究では、社債市場に関する幅広い調査(CLOなどの証券化商品を含む)を通して、投資の実態を明らかにし、社債市場のこれからを展望した。

なお、SMBC日興証券の宮坂知宏チーフ証券化アナリストおよび下里裕吉クレジットマーケットアナリストには、全面的に協力いただきました。さらに、駒澤大学経済学部教授の代田純先生には、有益なご示唆をいただきました。御礼申し上げます。

一般財団法人 ゆうちょ財団
理事長 朝日讓治

国債市場に関する調査研究 平成30年度

国債市場に関する調査研究 平成30年度

国債市場に関する調査研究 平成30年度

  • A4版 37頁
  • 編集・出版:一般財団法人 ゆうちょ財団 ゆうちょ資産研究センター

お申し込み方法はこちら

発行にあたって

日本では、2017年に公的債務残高が224%(対GDP比)まで大きくなり、先進国のなかで最悪となっている。財政再建がかなり前から叫ばれているが、歳出削減、税収増などの対策を掲げるも、結局赤字拡大の結果となっている。中央銀行である日本銀行は物価上昇率2%増を目標として2013年に「異次元緩和」を実施した。当初、日本銀行は数年で目標を達成できるとしていたが、目標を達成できないまま、日本国債の保有率が50%近くまで上がった。この状況が長期化すれば、 「異次元緩和」の副作用が懸念される。

この調査研究では、日本国債市場の現状、日本銀行の金融政策運営等を詳細に調査し、今後の国債市場および財政運営の展望を示した。

なお、みずほ総研の野口雄裕上席主任エコノミストには、全面的に協力いただきました。さらに、政策研究大学院大学教授の井堀利宏先生、および駒澤大学経済学部教授の代田純先生には、有益なご示唆をいただきました。御礼申し上げます。

一般財団法人 ゆうちょ財団
理事長 朝日讓治

お問い合わせ先

一般財団法人ゆうちょ財団 ゆうちょ資産研究センター

〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-7-4 ゆうビル2階

Tel. 03-5275-1814 / Fax. 03-6831-8970