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仕事と介護の両立をめざして

 

竃セ治安田生活福祉研究所 生活設計研究部 主任研究員

内匠 功

要旨



● 介護離職(介護が主たる理由で離職)する人は毎年約10万人。内訳は男性2割・女性8割で、年齢は50歳代から60歳代前半が多く、介護離職者の約半数は中高年の女性パートタイマー。離職後も生計を維持できる目途が付いてから介護離職する人が多い。
● 介護離職の理由は、「自分以外に介護をする人がいなかった」・「仕事と介護の両立が精神的・体力的に限界になった」・「職場で仕事と介護の両立を支援する環境が整備されていなかった」など。一方、「自分で親の介護をしたい」という自発的な理由も。
● 介護有業者(介護をしながら仕事を継続している人)は約300万人。40歳以降増加し、50歳代後半では就業者の約1割が介護を行なっている。このような人の中には精神的にも肉体的にも疲労が蓄積している人が多く、介護離職予備軍は約100万人と推計。
● 就業者が仕事と介護を円滑に両立できるようにするためには、両立支援制度の整備・活用促進に加え、それらを利用しやすい職場環境を構築することが不可欠。