1. ホーム >
  2. 刊行物 >
  3. 季刊 個人金融 >
  4. 季刊 個人金融2018年春号 >
  5. 要旨8

介護不安と介護資金準備状況

 

潟jッセイ基礎研究所 保険研究部・ヘルスケアリサーチセンター 准主任研究員

村松 容子

要旨



介護状態になることへの不安が高まっている。しかし、介護費用の問題が不安の大きな要因であるにもかかわらず、経済的な準備をしている割合は低く、民間生保の介護保険の加入率も高まっていないようだ。
準備手段は、預貯金が最も多く、次いで生命保険だった。両者を比較すると、生命保険利用者は、預貯金利用者と比べて、経済面での不安が高かった。また、今後の準備手段として、生命保険利用意向者は、経済面の不安に加えて、「家族の肉体的・精神的負担」「家族の時間を拘束する」等の家族の負担に関する不安をもっていた。民間の介護保険を、介護リスクに特化した効率的な資金準備手段であるといった預貯金とは異なる特長で打ち出すなど、預貯金と差別化することによって、民間の介護保険の需要の拡大につながる可能性がある。