1994年9月:No.1994―15

『バブル崩壊前後の資産分配―日本の資産の不平等の実証分析―』

                           特別研究官(長崎大学教授) 松浦 克己
 86―92年のバブル前後で日本の資産分布はどのように変化したのであろうか。土地・借地権、住宅、金融資産、負債を取り上げることによって資産分配を検証する。

 91年以降全体的には資産格差は縮小しているが、92年においても土地保有の有無によって資産分配は規定されている。また、首都圏と地方の間でも92年で1億円の正味資産格差があるが、これも土地評価額の格差によるものである。

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