月例経済概観


金融市場
国内金融

国内株式

日経平均株価
  • 12月上旬の株価は、金融システム安定化に向けた公的資金導入の期待感から17,000円に乗せたが、戻り売りやGDPの伸びが市場予想を下回ったこと等から16,100円台まで下落した。その後10兆円の新型国債発行の検討が指示されたことを受け、16,500円前後で推移した。
  • 中旬は、香港株や韓国ウォンの下落、日銀短観の結果が市場予想を大きく下回ったこと等から、16,000円を割ったが、2兆円特別減税の発表を受けて一時16,800円台を回復した。その後、減税効果に懐疑的な見方が広がった上に、一部上場企業の貸し渋り倒産が重なって15,300円台まで下落した。
  • 下旬は、信用リスク不安の高まりやNYダウ安から15,000円を割り込んだ。その後、金融システム安定化策の発表を受けて一時15,700円台まで上昇する場面もあったが、年末を控え先物のヘッジ売りが膨らみ先物主導で14,775.22円まで下げ終値での年初来安値を更新した。  (日経平均株価終値:15,258.74円 12月30日現在)