地域経済の動向

管内別地域経済総合指標(平成3年=100、3か月移動平均)の推移

◎ 北海道管内
地域経済総合指標(CI型:コンポジット・インデックス型、平成3年=100、3か月移動平均、以下同様)は、10年9月に下落基調から上昇に転じたが、10月は、建築着工床面積などが低下した結果、前月比−0.5%と僅かながら再び下落した。10月の総合的な判断は横ばい傾向を維持。

◎ 東北管内
地域経済総合指標は、9年3月にピークをつけた後下落が続いており、10年10月も前月比−0.9%と下落した。10月の総合的な判断は18か月連続の下降傾向。

◎ 関東管内
地域経済総合指標は、10年10月は前月比−2.1%と大きく落ち込み、66.6となった。実質家計消費支出は大きく伸びたものの、その他の項目がすべて減少となったため。10月の総合的な判断は前月の横ばい傾向から、再び下降傾向に転じた。

◎ 東京管内
地域経済総合指標は、9年7月にピークをつけた後下落基調で推移しており、10年10月も前月比−1.3%と下落し61.2となった。10月の総合的な判断は13か月連続の下降傾向。

◎ 信越管内
地域経済総合指標は、9年3月にピークをつけた後下落基調で推移しており、10年10月も前月比−0.6%と下落し61.3となった。10月の総合的な判断は14か月連続の下降傾向。

◎ 北陸管内
地域経済総合指標は、9年3月にピークをつけた後下落基調で推移しており、10年10月も前月比−0.7%と下落し59.4となった。10月の総合的な判断は12か月連続の下降傾向。

◎ 東海管内
地域経済総合指標は、9年7月にピークをつけた後下落が続いており、10年10月も前月比−1.3%と下落し61.0となった。10月の総合的な判断は14か月連続の下降傾向。

◎ 近畿管内
地域経済総合指標は、9年1月にピークをつけた後下落基調で推移しており、10年10月も前月比−0.5%と下落し74.1となった。10月の総合的な判断は19か月連続の下降傾向。

◎ 中国管内
地域経済総合指標は、下落基調から上昇に転じた10年9月に続いて、10月も前月比+0.3%と上昇し、74.5となった。10月の総合的な判断は2か月連続で横ばい傾向。

◎ 四国管内
地域経済総合指標は、9年7月にピークをつけた後下落を続けており、10年10月も前月比−2.3%と下落し73.1となった。10月の総合的な判断は15か月連続の下降傾向。

◎ 九州管内
地域経済総合指標は、9年3月にピークをつけた後下落基調で推移しており、10年10月も前月比−1.4%と下落し75.2となった。10月の総合的な判断は14か月連続の下降傾向。

◎ 沖縄管内
地域経済総合指標は、10年5月以降上昇が続いていたが、10年10月は、入域観光客数の減少などにより、僅かながら下落に転じた。10月の総合的な判断は5か月ぶりに横ばい傾向となった。