貯蓄経済研究

季刊 個人金融 2019年秋号

発行年月 2019年11月

特集 人生100年時代の就労

これからの人生100年時代では、高齢期においても就労を希望する人が増加し、雇用の形も変化していくと予想されます。また、終身雇用制の見直し、就労期間の長期化等により今まで以上に転職も多くなることも予想されます。

長く働き続けるため、また、技術・システムの進歩に対応するため、学び直し、リカレント教育が今まで以上に必要になってくる時代となります。

本号では、人生100年時代における働き方、働く意欲のある高齢者への就労機会の提供、高齢者と若年者の雇用の関係、リカレント教育の効果等について、様々な観点から分析・考察しました。

お申し込み方法こちら

目次

特集

人生100年時代とライフシフト

㈱日本総合研究所 チェアマン・エメリタス 高橋 進

人生100年時代における働き方

東京大学社会科学研究所教授 玄田 有史

高年齢者の就業と政策的課題
―綻びゆく雇用システム、失われゆく日本企業の強み

敬愛大学経済学部教授 高木 朋代

個人の”Voice”と”Exit”と、賃上げ
―賃金に対する制度・風土・感度が乏しい中で―

リクルートワークス研究所 主任研究員 中村 天江

高齢者の継続雇用と賃金プロファイル・賃金水準

慶應義塾大学経済学部教授 山田 篤裕

高齢者の就労と健康 ―就労支援の視点から―

東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム 研究部長(チームリーダー) 藤原 佳典

高齢者と若年者の雇用の代替関係について

慶應義塾大学経済学部教授 太田 聰一

高齢期(60歳以上)に求められる能力と企業の中高年社員の教育訓練の特質と課題
―定年制に注目して

玉川大学経営学部教授 大木 栄一

自己啓発が転職後の賃金に与える影響

桃山学院大学経済学部准教授 吉田 恵子

調査・研究

わが国コミュニティーバンク(信用金庫・信用組合)の効率性に関する検討

文教大学経営学部教授・同大学院情報学研究科教授 鈴木 誠

我が国の公的医療保険における患者負担と医療サービス提供のあり方

山口大学経済学部准教授 田畑 雄紀

財務・非財務情報の統合分析に関する一考察
―2000年代における「新日鉄」の大気汚染防止対策に注目して―

川口短期大学ビジネス実務学科准教授 劉 博

諸外国のリテール金融
諸外国のリテール金融における最近のトピックス(I)

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部 総括研究員 鈴木 雅一

ニュース解説
2019事務年度金融行政方針

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部長 山本 一吉

書評
森信 茂樹 著「デジタル経済と税 ―AI時代の富をめぐる攻防」

一橋大学大学院経済学研究科教授 渡辺 智之

荒巻 健二 著「日本経済長期低迷の構造 ―30年にわたる苦闘とその教訓」

同志社大学経済学部教授 北坂 真一

お問い合わせ先

一般財団法人ゆうちょ財団 貯蓄経済研究部

〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-7-4 ゆうビル2階

Tel. 03-5275-1812 / Fax. 03-6831-8970